旧東海道お散歩の旅6回目、東戸塚~藤沢本町(富士山見えましたぁ、でも坂が多くて・・・)
昨日(4/22)、旧東海道を、日本橋から京都三条大橋まで、夫婦で行き当たりバッタリで歩く旅の第6回目。
前回、東戸塚駅で終わってから、約1か月ぶりの再開です。
東戸塚駅前の再開発地区、オーロラシティーの中を通り抜けると、いきなり旧東海道なんです。
周囲は畑、このギャップはすばらしいです。
少し歩くと右に曲がり、いきなり下り坂になります。
大きな道路(環状2号線)の上を歩道橋で渡るため、旧東海道は階段になってしまいます(情けないのかな?)
でも、ここから、イキナリ富士山が目の前にあらわれます。すばらしいです。
さらに川にそって進みます。
桜並木がきれいなのですが、花は終わってます。
ここから目立つのが「神奈川中央バス」、通称、神奈中バスです。
この先ずっと、やたらたくさん走っていました。
しかも、何故かいつも2台連なって走っています。行く先同じなんですよ(笑)、なぜなんでしょう?
ここは、品濃町といいます。
私は、「ひんのうまち」と奥さんに教えていました。
でも、神奈中のバス停に「しなのまち」と書いてありました。
わざわざ、フリガナつきです。
お恥ずかしいです・・・。
国道1号線に合流。
ここから、東海道線が右に見えます。
しばらく、これに沿って歩きます。
貨物列車も走っています。写真撮りに行きたいのですが、奥さんが怒るので我慢我慢。
旧東海道(国道1号線)と線路の間には、有名な工場が続きます。
山崎パン、ポーラ、ブリジストン・・・、いづれも東海道線の車窓から見えている工場ですね。
そうか、正面口はこっちにあるんだ(当たり前?)
この工場群の中で変わっていたのが、「森紙業㈱横浜工場」です。
聞いたことのない製紙会社ですが(失礼)、大きな工場です。
製紙工場といえば、ワムさんです。
昔は、東海道線から貨物線がここにも伸びていたのでしょうか?
途中、和風つけ麺290円!の看板につかまってしまい、早い昼食です(幸楽苑というチェーン店)。
まだ先が長いんですけど・・・。でも、美味しかったです、大満足。
この先で、国道1号線は二手に分かれます。
旧東海道は左の狭いほうの道です。
ちなみに、かな中バスは両方の道を走っています。
でもこの国道1号線、キロポストがないんです。
なんで?
こっちの方が旧東海道なんだぞ!えらいんだぞ!
やっと、戸塚駅にさしかかります。
アノ有名?な踏切。
東海道線戸塚駅の横浜駅側、ホームのすぐ脇の踏切こそ、旧東海道を横切る踏切なのでした。
私はここのホームで、ワムさんや、湘南電車の撮影でお世話になりました。
神奈中バスの戸塚バスセンターを過ぎます。
これがあるから、バスが多いのですね。
戸塚宿本陣跡(何にもありません)を過ぎると、大坂下から大坂上までの坂のぼりがはじまります。
これを上りきると、国道1号線と合流(こちらも国道1号線なんですけど・・・、格下?)
道が一気に広くなりました。
一気に風情もなくなりました。
でも、昔はここから富士山がよく見えたと思います(今は建物で見えない×)。
キロポストも発見、日本橋から46キロ!。
旧東海道は、大船駅には寄りません。
というか、横浜から藤沢まで山の中の直線コースなのですね。
山の峰みたいな高いところを縦走していきます。
昔はさぞかし景色は良かったでしょう。その分、坂は多いです(笑)。
海側歩いたほうが、楽だったと思うんですけど?
東海道本線の方が、大船駅に寄るために「迂回」しているのです。
横須賀線連絡のためでしょう。
だから、しばらく東海道線とはお別れです(泣)。
途中、「お軽・勘平、戸塚山中同行の碑」があります。
あるのは、いいんですけど、どういう話でしたっけ?
もちろん、元禄のあだ討ち事件は知っていますけど、芝居はあまり知りません。
勘平さんは、世間体よりも女を取った、という現代的な話でしたっけ?
奥さんに質問されたのですが、自称歴史に詳しい私の面目丸つぶれです(泣)。
そんなことより、「戸塚山中」です。
やっぱり、「山」なんですね。
横浜市内にこんな山があるなんて、不思議です。
広い道路をひたすら歩きます。
右手に一瞬だけ、富士山が見えました。
その手前に変なタワー。
ドリームランド跡のマンションでしょうか。
ドリームハイツ行き、神奈中バスがたくさん走っています。
そうです、昔、大船駅~ドリームランドのモノレールがこの辺にありました。
というか、その残骸がどこかに残っているはずです。
どこかで旧東海道をモノレールが跨いでいたはずなのが・・・結局、見つかりませんでした。
廃線モノレール跡は、鉄道跡以上に見つけにくいですね、残念。
横浜市から藤沢市に入りました!
ちなみに、鎌倉市は通りません。
藤沢市に入ると、旧東海道は国道1号線から左手に分かれます。
坂を下っていきます。
ちなみに藤沢市内に入り、旧東海道の表示は全くありません。
藤沢市はやる気がありません(怒)。
旧藤沢宿に入る直前、「遊行寺(ゆぎょうじ)」という立派なお寺があります。
時宗総本山です。
鶴見にあった有名な観光地「曹洞宗総本山総持寺」より、よっぽど威厳と歴史を感じさせます。
境内の中も風格があり立派です。
こんな大規模なお寺が藤沢にあったなんて、大発見です。
ここに「小栗判官の墓」があります。
私はてっきり、幕末の悲運の勘定奉行、小栗さん、だと思って楽しみにしていたのですが・・・。
全く違いました。
室町時代の、「小栗さん」いう悲運の一族の墓なのですね。
けっこう有名な話らしいのですが、私は全く初耳。
またしても、歴史好きは奥さんに恥かきました(泣)。
幕末の小栗さんは、確か故郷の上州に逃げる途中で殺されたんですよね・・・?。
方向が逆でした(笑)。
藤沢宿の名物がもうひとつ。
ここは日本三大広小路なのだそうです。
鍵状に道が曲がっている場所なのですが、なぜか「広い」道なのです。
旧東海道はここで向きを西向きからやや北向きに変えます。
南側に行くと、江ノ島ですが、そちらには行きません。
残念ながら、旧東海道は海沿いは通らないんです。
何故?
旧東海道は、すでに国道467号線という、なんかマイナーな道になっています。
沿道に、源義経の首を洗った?という井戸があります。ホントかな?
さらに、すこし離れた場所にある、義経を祭った白旗神社を見学。
すでに昨年の大河ドラマブームは過ぎ去ったのか、ひっそりとしていました・・・。
義経って何で殺されちゃったのぉ?、と尋ねる奥さんに、得意になって説明して、本日の歴史上の不祥事をもみ消しました(笑)。
小田急江ノ島線藤沢本町駅に着きました。16:40。
ここから中央林間経由で溝の口に帰還したのでありました。
疲れた~
事前の調査?では、今日の歩行距離は短いはずだったのですが・・・?
途中、坂と歴史史跡が多すぎました(笑)
歴史に興味のない奥さんには、大変だったみたいです。
帰ったら、マッサージする約束を取り付けられました・・・。
長~い、記事もやっと書き終わりました。こっちも疲れます(笑)
次回は、あるのかな!?
写真1,2:富士山が見えたんですけど、写真じゃわかりませ~ん(泣)
写真3:戸塚駅脇の東海道踏切、アレ、保土ヶ谷駅の脇にも同じ名前の踏切がありました?
写真4:大坂をのぼります。レトロな表示板がス・テ・キ。坂の勾配も分かります。
写真5:キロポストさん、ずいぶん歩きました。
写真6:遊行寺。なんか、遊園地の入り口みたいですけど、中は渋いです。
写真7:義経の首、腰越海岸からここまで、根性で川を遡ってきたそうです(笑)。
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